自律神経

ミツバチ以外のハチはローヤルゼリーを作らない?

〈作らないとは言い切れないが、商品化される機会はほぼない〉
ローヤルゼリーの原料となるのは花の花粉や蜜です。
したがって蜜を集めない肉食の蜂、例えばスズメバチはローヤルゼリーを作らないと言われてきました。
しかし最近の研究ではスズメバチも主食ではないものの花の蜜を食べ、また女王蜂を中心とした社会を作っているわけですから、ローヤルゼリーに変わる何らかの成分を持っている可能性はあります。
農村等で、捕獲したスズメバチの巣や幼虫を食べたり、マムシ酒のように成虫を酒に漬けて飲むなどという行為の裏には、何らかの有効成分の存在を示しているのかも知れません。
ただ健康食品として公的に採取され、商品化される機会は、現在のところほとんどないようです。

〈なぜ、ミツバチのローヤルゼリーが主流なのか?〉
ローヤルゼリーは花の蜜や花粉が働き蜂の体内で分解吸収され、唾液腺から再度分泌されたものです。
したがって花の蜜や花粉のみを食料とするミツバチから採取した方が効率がいいということになります。
またスズメバチなどの肉食の蜂は蜜を主食としてはいませんし、身体も大きく攻撃的であり、毒も強く、刺されると命に関わる可能性も高いことから、養蜂という形で接することが難しいのも大きな理由でしょう。
もちろんスズメバチが女王を生み出すための、ローヤルゼリーに変わる成分がどのようなものなのかも解明されていません。

〈2000年を超える人間とミツバチの関係〉
人類がローヤルゼリーを利用し始めたのは2400年前からであることがわかっています。
もちろん、単に食料としての利用はそれより遙か昔から始まっていたのではないでしょうか。
こうした長い歴史の中で、私たちは養蜂というある種の共生関係を結ぶ相手として、蜜を主食とする温和なミツバチを選んだのでしょう。
そんなことを思ってローヤルゼリーを利用すると何だか感慨深い形になっており、とても魅力的です。